「LONG BEACH HOUSE」プロジェクト 建設場所
2014/06/13
こんにちは! LONG BEACH HOUSEプロジェクトリーダー長井(ロング)です。 きょうの石巻は梅雨の晴れ間で気持ちのいい週末を過ごせそうです。 LONG BEACH でサーフィンでもしようかな。
今回はLONG BEACH HOUSE建設場所がどんなところだったかをお話しします。
実は私の実家があった場所で、先の震災で解体を余儀なくされました。 両親はたまたま第一波の津波(数十センチ)を見て、2階に駆け上がり難を逃れました。 親父が最後に駆け上がる時には水が足元を超えていったそうです。 第二波がどれだけの高さだったのか想像がつきますね。 再会したお袋の言った「今まで積み重ねてきた財産が一瞬で無くなった……」を今でも覚えています。
そんな場所に今、地元の人が集い県内外の人が訪れ、石巻の食材を使用したレストランとゲストハウスを備えたLONG BEACH HOUSEが建設されています。
【震災前】 草花が好きで庭中花や植木で一杯でした。
【震災翌日】 前の家が流され実家にぶつかっています。周辺では沢山の方々が命を落としました。 防災意識さえあればどんなに多くの方々が助かったかと思うと悔やまれます。
表からは入れず、裏の勝手口から瓦礫をかき分け両親を背負って救出しました。
【2012年2月】解体 住めないとは分かっていましたが、いざ解体が始まり実家が無くなると思うと涙が止まりませんでした。
解体中、上棟式の柱が出てきました。
【2012年2月】 とうとう更地になりました。
【2012年9月】 草刈、砕石で整地。
【現在】 実家で唯一残った木3年が過ぎやっと元気になって来たようです。
震災から3年3ヶ月が経ちLONG BEACH HOUSE建設周辺の残った家々もリフォームが済みました。 更には元の場所に戻ることを決意した方々や危険地帯から引っ越してきた方々の家が建ち始めました。 しかし、貯蓄をはたいてのリフォーム、二重ローンを抱えての新築という状況です。
私共の支援活動が、被災された方々をはじめ多くの方の心に届くよう、今後も懸命に事業を進めていく所存です。
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