弁天山公園除染ボランティア
2012/04/17
こんにちは。 宮城事務局のタカオです。
4月7日、14日と2週におよび福島県・福島市主催で行われた 福島市弁天山公園の除染ボランティアにオンザロードも参加しました。
除染と言っても簡単な落葉の収集で専門の知識は要りません。 僕たちボランティアが落葉の収集を行い、 その後、専門業者が入って本格的な土壌除染作業をします。 この落葉収集、一つの公園というか山になるとかなりの量になり これを全て除染業者さんに願いしていると多大な時間と予算を要することに。 そこで今回、春になり天候が落ち着いてきたので 全国からボランティアが召集されたのです。
開始前に本日の作業内容や現場、放射能についての説明。 みんな真剣です。
参加者には一人一つサーベイメーターが配られます。 作業後に計測値を申し出て社協が記録、 ボランティア作業による年間被爆量が1m㏜を超えないようにします。 ちなみに 人間が自然に受ける年間の放射能線量は2.4m㏜、 レントゲンは1回0.06m㏜、 除染ボラは1日平均0.004m㏜、 と言われています。
福島県総合社会福祉センターから弁天山公園までマイクロバスで移動。
現場の弁天山公園はこのように街の全景が見渡せます。 作業前の空間線量は地表1cm 2.23μ㏜/h 地表1m 毎時1.76μ㏜/h。 雨が降ると放射性物質が高台から下に流れてしまいます。 ですので早急に除染、また堀を作り住宅街へ流れないような対策が必要です。
20~30人のチームに分かれて作業開始!
レーキ(熊手)で落葉をかき、
袋に詰め、
仮置き場まで運搬する。
福島でもパワー系のオンザロード、 落葉がぎっしり詰まった袋でもへっちゃらです。 (けど運搬効率が下がるので詰め過ぎないでくださいと途中から呼びかけました・笑)
作業中、4月なのに雪が降る場面も。
次々と収集される落葉の詰まった袋。
全国から集まったボランティアが力を合わせリレーし、
トラックを使用し、一つの場所に集積します。
落葉が無くなった場所を線量計測。
作業終了後、満面の笑みのオンザロード福島支部代表 平 学(タイラ マナブ)
長靴についた泥を落とし、手洗いうがいをしてセンターまで戻ります。
今回の作業について結果報告。 7日は9%~28%、14日は3%~17%低減されました。 数値としては微々たるものですが これで業者が入りスムーズに除染作業が行われれば 線量はさらに低減されることでしょう。
カメラマンまっはのボランティア参加証明書。 このように被ばく量が記録されます。
以下が福島市社会福祉協議会がまとめた作業結果です。
【実施日】 平成24年4月7日(土)、14日(土) ※14日は雨天により午前中で作業終了
【作業参加人数】842名 7日 387名 [内オンザロード19名] (ボランティア143名 市・県職員123名 環境省等11名 福島大学30名 渡利町内会70名) 14日 455名 [内オンザロード17名] (ボランティア220名 市・県職員165名 渡利町内会70名)
【作業面積】16,250㎡ 7日 13,000㎡ 14日 3,250㎡
【落葉集積量】530㎥ 7日 300㎥(90ℓ袋3,500袋) 14日 230㎥(90ℓ袋2,500袋)
【空間線量低減率】 作業実施前 地表1cm 2.23μ㏜/h 地表1m 毎時1.76μ㏜/h 7日 9%~28%低減 14日 3%~17%低減
【作業者被爆量】 7日 3μ㏜~8μ㏜ 14日 3μ㏜
今回で弁天山公園のボランティア作業は終わりましたが これから除染ボランティアはさらに必要になってきます。 福島県では今も普通に暮らしている人々がおり 一刻も早く空間線量の低下の為に除染しなければいけません。
オンザロードはきっちりとした知識を身に付け、自己責任の元 除染ボランティア作業をサポートしていきます。
ご支援ご協力の程よろしくお願い致します。 comment (0) |
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