Long Beach Houseのレストラン&宿泊について
2015/03/31
本日は、LONG BEACH HOUSEレストラン&宿泊についての詳細をご案内します!
震災直後に石巻市に入り、 多くのボランティアの方々と共に復興活動に取り組んだオンザロードが、 当時担当していた地域、石巻市渡波に、 複合施設「Long Beach House」を設立しました。
復興が進むにつれ、住人の方々のニーズが変わり、 地域のコミュニティ造や再生した店舗の売上向上を促進させるべく、 経済活動支援に活動が変化していきました。
そしてその経済活動支援の一環として、この度、
「LONG BEACH HOUSE」が3月14日にオープンしました!
『地元の方々の憩いの場にしてもらいたい。』
『石巻の街に県内外の方々が集い、石巻について見て聞いて、 石巻の美味しい食材を食べられる場を提供したい。』
『地元の方と県内外の方の交流の場にしてもらいたい。』
そんな想いで、この度レストランとゲストハウスを併設した 複合施設「LONG BEACH HOUSE」をオープンさせました!
場所は宮城県石巻市、サーフィンや海水浴を楽しめる長浜海岸から徒歩1分にあります。 夏には波の音が聞こえてきます♪
お出しする料理は、地産地消を意識し、地元石巻の美味しい海鮮を使ったスペイン料理。
美味しいビールやワイン、カクテルも置いていますので、飲みに来られる方も大歓迎! バーカウンターもあるので、お一人でもゆっくりと食事とお酒をお楽しみ頂けますよ♪
現在のコースメニューはこちら。(※GW前後にメニューのリニューアルを行う予定です) 【セットA(お一人様¥2,000)】
・タパス3種類
・スープ
・パエリア(シーフードorイカスミの場合は+¥300)
*パン付
【セットB(お一人様¥3,500)】
・タパス5種類
・スープ
・パエリア(シーフードorイカスミの場合は+¥300)
*パン付
もう少し食べたい!という方の為に、単品料理の一例もご紹介。
そしてゲストハウス! こちらは、現在8部屋をお使い頂けます。
ドミトリールーム(4部屋):¥2,200/人
ダブルルーム(2部屋):¥3,600/二名利用時のお一人様料金 ※お一人で一部屋をご利用の場合、¥5,000
ツインルーム(2部屋):¥3,800/二名利用時のお一人様料金 ※お一人で一部屋をご利用の場合、¥5,500
※トイレ・シャワーは共同になります。税込み表示です。
【こちらドミトリーのご紹介☆】
【こちらはダブルルームです☆】
※ゲストハウスの宿泊は、事前予約が必要になります。
家具もベッドも職人さんの手作り! 木のぬくもりのある、綺麗なゲストハウスになっています!
★★予約、アクセスなどの情報はここちら!★★ ↓ ↓ ↓ ↓ 住所:〒986-2135宮城県石巻市渡波字浜曽根の壱47-1 電話: 0225-98-4714 mail:[email protected]/[email protected] 営業時間:17:30~23:00 (フードL.O 22:00、ドリンクL.O 22:30) 定休日:木曜 ※営業時間、定休日は変更になる事が御座いますので、お問い合わせください。 (5月下旬からは、日曜へ変更予定です。)
いろんな人の想いが沢山詰まったレストラン&ゲストハウス、是非一度お越し下さい!!
こちらのユニークなスタッフたちが、皆さんを石巻でお待ちしています♪
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【Long Beach House】3/14 オープニングパーティー!
2015/03/19
地元石巻の海産物を使用したスペイン料理やお酒を楽しんだり、
ゲストハウスに宿泊したり、
地元の人や県外の人が交流したりと
石巻の魅力を体験&発信する施設【ロングビーチハウス】のオープニングパーティーが
2015年3月14日に開催されました!
当日は、約150名の人が集まり涙あり笑顔あり、
そして内容盛りだくさんのパーティーとなりました。
今日は、当日の内容をご紹介させて頂きます☆
さぁ、パーティー開始! 地元石巻の食材を使用したスペイン料理で皆様をお出迎え♪
オープニングパーティーに参加された皆様、
ロングビーチハウスへの寄付やボランティア等でご協力してくださった皆様、
本当にありがとうございました。
【ロングビーチ概要】
住所:宮城県石巻市渡波字浜曽根の壱47-1
営業時間:17:00〜24:00
宿泊人数:24人 (ツイン、タブル、ドミトリー有)
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【Long Beach House】 3月 14 いよいよ・いよいよオープンだぁ~!!
2015/02/24
「波(津波)が渡って行った渡波を人々が渡る渡波にしたい。」 そんな思いから始まった通称ロング屋【ロングビーチハウス】が石巻市渡波に
【ご宿泊】 【主催】
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「LONG BEACH HOUSE」プロジェクト 防潮堤復旧状況
2014/07/06
こんにちは! LONG BEACH HOUSEプロジェクトリーダー長井(ロング)です。
震災から3年4か月近くが過ぎ、復興の槌音が聞こえるようになってきました。
今回は、【LONG BEACH HOUSE】建設場所すぐ目の前の防潮堤の復旧状況を報告します。
この防潮堤のおかげで、【LONG BEACH HOUSE】周辺地域では津波の引き波がありませんでした。 わが家でも、流されたものが裏の方にあり沢山回収したのもです。 家々の被災状態も、防潮堤の低い地域とは明らかに違っていて。防潮堤の機能が発揮されたというわけですね。
【2011年7月】 震災直後は怖くて近寄れませんでしたが、 震災前よく散歩していたコースを歩いてみました。 この海岸線で震災時80センチ地盤が沈下、現在は20センチほど隆起。 砂も流出し砂浜がなくなりました。
【2011年11月】 低くなった部分に仮復旧の土嚢が並べられました。
【2013年5月】 いよいよ復旧工事が始まりました。高さTP7.2ⅿ、旧防潮堤高さ6.2ⅿ。
【2014年5月】 海側の工事がだいぶ進みました。
【平成27年3月完成予定】 更には内陸側に平成30年度完成予定でTP5.0ⅿの防災緑地帯(二線提)ができる予定です。 完成後にはまた、たくさんの住民が散歩やサイクリングに訪れることでしょう。
皆様には、石巻にお出でいただき是非、肌で復興のつち音を感じていただければと思います。 comment (0) |
LONG BEACH HOUSEプロジェクト スペイン視察
2014/06/20
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。 LONG BEACH HOUSEプロジェクトリーダー長井(ロング)です。
今回はLONG BEACH HOUSE建設に当たり、スペイン視察に行ってきましたので、そちらのお話しをします。
なぜスペインかと申しますと、石巻の代表的な観光地、「宮城県慶長使節船ミュージアムhttp://www.santjuan.or.jp/」には、日本における20世紀最後で最大のガレオン船である、サン・ファン・バウティスタ号があります。 このサン・ファン・バウティスタ号は、今から400年前、慶長遣欧使節として(慶長19年(1614年)仙台藩士・支倉常長が貿易交渉のためスペインへ渡りました。
またスペインは石巻地方と同じリアス式海岸があり地中海に面しているので、石巻同様、魚介類の水揚げが豊富な土地でもあります。
そのような歴史的背景や地形の共通点から、LONG BEACH HOUSEのレストランで地元の食材を使用したスペイン料理を提供することに決まりました! そこで、より本場の空気を再現出来るよう、今回スペイン視察へ行くこととなった訳です。
スペイン視察の様子を写真と一緒にご紹介させていただきます!
【バルセロナの町並み】 市条例で統一されている街並みの中には、ガウディ作のカサバトリョがあります。
【バルセロナ旧市街地にある立ち飲みバル】 ぎゅうぎゅう詰の中、立ちながらお酒を飲みます。壁一面天井近くまで並べられたワインなどの陳列は圧巻です! 元々は地元の人たちばかりでしたが、今では観光客が8割を占めるとのことです。
【サン・ジュセップ市場】 いろんな食材が綺麗に陳列されていて、色彩豊かで見ているだけでも楽しい。
【バルセロナ旧市街地にあるスペインタイルショップ】 あれもこれも欲しくなりました。 もちろん買ってきました!ロングビーチハウスのどこかに貼られることでしょう。 ちなみに女川希望の鐘商店街にもスペインタイルの絵付けを体験できるお店があります。 「みなとまちセラミカ工房http://www.ceramika-onagawa.com/」
【オープンカフェ】 バルセロナ市内の歩道は幅が5~6ⅿ程あり、飲食店はオープンカフェとなっています。 なぜか昼間から飲んでいる人が必ずいてお喋りを楽しんでいるようでした。
【ピンチョス料理居酒屋】 小さく切られたパンに地元の食材をいろいろのせ、たくさん楽しめました。
今回視察したスペインの雰囲気を、レストランの内装や提供する料理に生かしていきたいと思います。
LONG BEACH HOUSEでは、石巻の食材を使い料理を提供し、地産池消を進めていきます。
新鮮な食材が豊富にある石巻だからこそのスペイン料理をご期待ください! comment (0) |
「LONG BEACH HOUSE」プロジェクト 建設場所
2014/06/13
こんにちは! LONG BEACH HOUSEプロジェクトリーダー長井(ロング)です。 きょうの石巻は梅雨の晴れ間で気持ちのいい週末を過ごせそうです。 LONG BEACH でサーフィンでもしようかな。
今回はLONG BEACH HOUSE建設場所がどんなところだったかをお話しします。
実は私の実家があった場所で、先の震災で解体を余儀なくされました。 両親はたまたま第一波の津波(数十センチ)を見て、2階に駆け上がり難を逃れました。 親父が最後に駆け上がる時には水が足元を超えていったそうです。 第二波がどれだけの高さだったのか想像がつきますね。 再会したお袋の言った「今まで積み重ねてきた財産が一瞬で無くなった……」を今でも覚えています。
そんな場所に今、地元の人が集い県内外の人が訪れ、石巻の食材を使用したレストランとゲストハウスを備えたLONG BEACH HOUSEが建設されています。
【震災前】 草花が好きで庭中花や植木で一杯でした。
【震災翌日】 前の家が流され実家にぶつかっています。周辺では沢山の方々が命を落としました。 防災意識さえあればどんなに多くの方々が助かったかと思うと悔やまれます。
表からは入れず、裏の勝手口から瓦礫をかき分け両親を背負って救出しました。
【2012年2月】解体 住めないとは分かっていましたが、いざ解体が始まり実家が無くなると思うと涙が止まりませんでした。
解体中、上棟式の柱が出てきました。
【2012年2月】 とうとう更地になりました。
【2012年9月】 草刈、砕石で整地。
【現在】 実家で唯一残った木3年が過ぎやっと元気になって来たようです。
震災から3年3ヶ月が経ちLONG BEACH HOUSE建設周辺の残った家々もリフォームが済みました。 更には元の場所に戻ることを決意した方々や危険地帯から引っ越してきた方々の家が建ち始めました。 しかし、貯蓄をはたいてのリフォーム、二重ローンを抱えての新築という状況です。
私共の支援活動が、被災された方々をはじめ多くの方の心に届くよう、今後も懸命に事業を進めていく所存です。
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「LONG BEACH HOUSE」プロジェクト進捗状況
2014/06/10
こんにちは「LONG BEACH HOUSE」のプロジェクトリーダー「ロング」こと長井です。
今日は、「LONG BEACH HOUSE」の建設のこれまでの進捗情報をお知らせします。 「LONG BEACH HOUSE」プロジェクトの始まり・経緯についてはこちらの記事をご覧下さい。
【2013年12月上旬】 基礎工事が始まりました! 堀削・砕石工事を経て捨て、コンクリート処理、型枠工事に入りました。 【2014年1月下旬】 今年は例年より積雪量が多く、中旬からのスタートとなりましたが基礎配筋工事がスタートしました。
【3月中旬】 現場スタッフの方々が、雨や雪の中の配筋工事・型枠工事にご尽力いただいた結果3月10日に鉄骨建方を開始することができました。
【5月中旬】 現地の施工業者とやりとりを重ねながら、着々と工事が進んでおります。 こちらは、屋根下地材工事の様子です。
給排水工事の様子です。 現在は、埋設部給排水工事、屋根工事まで終了しました。
今年の冬の豪雪の影響や、被災地での資材不足等もあり、なかなか思うように進まない状況もありましたが、夏のオープンへ向けて、少しでも進んだ様子をお伝えできればと思います。 引き続き、応援よろしくお願いします! comment (0) |
「LONG BEACH HOUSE」プロジェクト
2014/06/06
はじめまして、「LONG BEACH HOUSE」のプロジェクトリーダー「ロング」こと長井です。
これから始まる「LONG BEACH HOUSE」プロジェクトについて、沢山の方に知っていただきたいので、この場をお借りして、情報発信をしていこうと思います。
私は生まれてから53年間ずっと、地元である宮城県石巻市で暮らしてきました。 生まれ育った場所というのはもちろんですが、石巻は海産物の豊富な町として有名で、サーフィンや釣りなど、海のアクティビティが楽しめ、この自然豊かな町が大好きです。
先の東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市。
私の自宅も被災し、仕事も失いました。 「ここに住み続けたい。」けれど先のことは考えられないような状況のなかで、 災害支援で石巻を訪れたNPO法人オンザロードと出逢い、石巻市内中のガレキ撤去などの支援活動を一緒に行っていました。
そして、震災から数か月が過ぎ、少しずつガレキが片付きはじめ、被災した建物が取り壊されるようになりました。
人が減り、何も無い更地だらけになっていく町を見て 「何も無くなったこの場所に、人を戻す方法はないか?」 「 何か人が集まれるような場所は作れないか?」 こんな考えが浮かぶようになりました。
その想いをオンザロードの代表・高橋歩に伝えると「いいね!やろうよ!」と賛同してもらえたことが、この「LONG BEACH HOUSE」始動のきっかけとなり、今に至ります。
この「LONG BEACH HOUSE」は、地元の食材を使用したレストランや県内外の方々が宿泊できるゲストハウスも併設し、文字通り複合的な機能を備えています。
また、地域交流の一助となれるようなワークショップ・カルチャースクールや、 ビジターコースなど体験してもらいたい石巻の魅力たっぷりのアクティビティの準備もしていますのでご期待ください!
私たちは、「学ぶ、遊ぶ、食べる、飲む、そして出逢う」そんな空間創作を目指して、このプロジェクトを進めています。
今後も、進捗情報をこちらでお知らせしていきますので、応援よろしくお願いします。
【ロングと髙橋 歩】
【LONG BEACH HOUSE完成予想図】 comment (0) |
できる!をつくるスクール みんなの写真展
2013/06/11
こんにちは。 事務局のタカオです。 昨日よりスタートした写真展のご案内です。
3月~5月まで計6回開催されたNPO法人オンザロード主催 「できる!をつくるスクール~みんなの写真教室編~」に 参加してくれた受講生のみんなでつくる写真展♪ テーマは「今、大好きなもの」 カメラマン平井慶祐による写真教室で上達した腕前を 自分の大好きなものを撮ることでみんな表現しています。 是非、ご覧ください。
【日時・場所】 ①2013年6月11日(火) ~ 19日(水) レジリエンスバー:石巻市中央2丁目8-2 レジリエンスバーの営業時間 昼:11:00~17:00 夜:19:00~23:00 定休日 毎週日・月曜日・祝祭日 ②2013年6月21日(金) ~ 29日(土) かほくホール:石巻市千石町4-42 石巻河北ビル1F ホール開場時間 9:30~17:30 ※どちらも入場無料
また、どんな授業が行われていたのかを体験できる特別授業 『できる!をつくるスクール~みんなの写真教室-特別授業-~』を、 写真展会場のかほくホールで開講します。 タイミングが合わず、「できる!をつくるスクール」に 参加できなかった方、この機会に是非ご参加ください♪ ■日時 2013年6月22日(土)10:00~12:00 ■場所 かほくホール:石巻市千石町4-42 石巻河北ビル1F ■持ち物 デジタルカメラ(一眼レフ、コンパクトデジカメ)、動きやすい靴、ワクワクする心 (※フィルムカメラ、携帯カメラでの参加はご遠慮ください。) ※体験なので受講料無料 ■お申込み・お問い合わせ TEL:080-4474-8835 / MAIL:[email protected] (NPO法人オンザロード山村)
たくさんのご来場お待ちしております!! comment (0) |
漁師の1日をちょっとだけご紹介!
2013/05/22
こんにちは! 石巻元気商店担当のゆきなです。
最近の石巻は、日中は春らしい気候で過ごしやすい日々が続いています。 今回は浜の漁師の1日の始まりを少しだけご紹介します! このブログをご覧頂いている皆さんの中にもお求め頂いた方がいらっしゃる かもしれませんが、オンザロードが運営する石巻元気商店にて販売されていた 『狐崎かきセット』の生産者、狐崎漁業部のみなさんが新たに始められた 定置網漁の様子を見に行ってきました。
牡鹿半島のリアス式海岸の中でも、西へ大きく張り出した突端に位置する狐崎浜。 湾のすぐ裏手は山になっていて、海と山がとても近いと感じる場所です。 その名の通り、狐崎にはキツネが実際にいて、たまに家の近くに顔を出すことも あるのだとか。 キツネのほか、鹿などの野生動物も多く、豊かな山が豊かな海を支えている、そ んなことを実感出来る場所が狐崎浜。この2年間、活動の中でいろいろな場所に 訪れる機会がありましたが、狐崎浜の環境や人も含めて、わたしのお気に入りの 場所のひとつでもあるんです。
さて、定置網漁に同行させてもらう狐崎漁業部のみなさん、毎朝4時半には浜に 集まり5時頃に船を出します。 向かう先は春先に1週間かけて海に網を張った定置網漁場!
沖に仕掛けている網まで船を走らせ、漁場に到着。 大きなサークル状に仕掛けられている定置網を5人で協力しながら端へ端へ と寄せながら魚を追い込んでいきます。
かかった魚は魚種により、餌として漁船へ売られるものと、市場に出すものに 分けられていきます。
昨年の11月から、「定置網はすごいぞ!今までみたいにそれぞれで船を出し ていたら出来ない漁法だけども、震災があってこうやって4人でやっていくこ とを決めたからこそ出来るんだ。それに、たくさんの魚種があがって海のこと をもっと知れる。おもせんだー!(面白いんだ)」 と、聞かされていたので、この日は期待を膨らませて見学させてもらいました が、やっぱり間近で見る定置網漁には興奮しました。
けれども、実はこの日は水揚げ量としてはすごく少なかったのですが、漁師さん 曰く、『東の風だからかかってないのはわかってたんだ。』、と。 その後はこう続きます。 『みんなが来てくれたから、定置網どーしても見せてやりたくて。また来たらい いさ。俺たちは毎日漁に出るんだから!今日は市場へはいかないから、こいつら は朝飯にするぞ。』
絶対とは言えないけれど、風の向きや気温で魚の動きがわかるんだそうです。 長年の漁師の知恵や感覚はすごいと思いました。 出港に間に合うようにの3時起きは辛かったけれど、漁師さんの日常を垣間 みることが出来て、改めてみなさんの漁に対する想いに触れさせて頂いたこと は、とっても大きな経験となりました。
現れると、捕れたばかりのアンコウをフォークにさっと引っ掛けて、小気味良 いテンポで包丁を走らせて捌いていきます。
お母さんがさばいてくれているのはカワハギ。頭を落として腹下の革をグッ とめくると、一気にペロンっ!と皮がめくれます。まさにカワハギ、名は体 を表すなあとひとしきり感心しているうちに、カワバギの肝を叩いて、味噌 和えにしてくれました。 これがとびっきりの旨さ!新鮮なカワハギが手に入ったらやってみると良い ですよ!本当にオススメ。特にお酒を飲まれる方のアテとしては最高だと、 一緒に行ったスタッフが強烈に感動していました。 (その後、そのスタッフはお酒を勧められていましたが、飲んだかどうかは ご想像にお任せします(笑))
漁師さん達と一緒に囲むテーブルの上には、ついさっき水揚げしてきたばか りの新鮮な魚たちが贅沢にずらっと並びました。 浜の人達しか知らない食べ方で、朝ご飯を振る舞ってくださいました。 どれを食べても美味しくて、本当の贅沢ってこういうことなのかなと思った りしました。
朝ご飯が終わり、8時半頃からは陸上作業が始まります。 定置網で使う網を繕い、その横では早くも来期の牡蠣の種付け準備が進めら れています。
震災後、宮城県牡鹿半島・狐崎浜の4人の漁師が立上げた『狐崎漁業部』。 浜と漁業の復興を信じ、石巻元気商店を通じて牡蠣の通販や、戦前まで盛ん だったという定置網漁の復活などに挑戦されています。
実は、この定置網であがる魚を石巻元気商店で取り扱い、全国の皆さんにお 届け出来ないか模索中なのです。 2年の月日が経ちますが、それでも問題は山積みです。けれども、その中で 奮闘を続ける彼らと一緒に歩んでいきたいと思います。
この定置網漁のお魚をお届け出来る準備が整いましたら、石巻元気商店のメ ルマガでお知らせします。石巻の近況なども交えながら、新商品情報をお届 けしていますので、よろしければご登録下さい。
(狐崎漁業部の4人) comment (1) |