津波の被害を受けた各家庭の荷物、ガレキ、泥を片付けるチーム
「泥だし隊」
今回はオンザロードの泥だし隊の一日を紹介したいと思います。
6時起床、朝食を食べ、
7時には、チーム編成や作業の注意点などを確認。
準備万端で出発!
車で約1時間かけて、
宮城県石巻市の渡波(わたのは)に向かいます。
石巻市役所の渡波支所に、まず受付デスクを設置。
オンザロードでは、石巻市ボランティアセンターに届いた依頼の他に、
被災者の方から、直接依頼を聞き、
できるだけ迅速に現場に向かいます。
被災者からの要望は、ひっきりなしにきます。
津波の被害を受けた家は、まず屋内へ入ることも困難だったりします。
家の中は、津波で流されてきたガレキ、泥が入りこみ、
家具は倒れてしまっています。
このお宅は、玄関がガレキで埋もれていました。
まずは、サッシを外して、外に運び出せるようにします。
もちろん重機などの機械は入れないので、人力でどんどん片付けます。
おもての荷物が片付くと、畳を剥がします。
水分と泥を含んだ畳は、なかなか重たいです。
床には、津波が運んできた泥があります。
スコップですくって、どんどん運び出します。
こちらのお宅は、5LDK+8坪ほどの店舗スペース付き。
8名で2時間弱かけて、屋内はほぼ片付きました。
全く手が付けれなかった依頼者の方から、
オンザロードの依頼を受けてからの早さ、作業の速度に
とても感謝していただけました。
こういったお宅を、朝から夕方まで、数件まわり
ボランティアビレッジに戻ります。
各活動を終えたボランティアのみんなで夕食
夕食後は、ミーティング。
今日の活動報告や、刻々と変化する被災地の現状の共有をしています。
その後は、お風呂に入ったり、
ボランティア仲間と語ったり、
それぞれ自由な時間を過ごして、
あっという間に一日が終わります。
肉体的には、もちろんハードですし、
復興へは、まだまだ時間がかかるリアルを感じますが、
少しずつでも、着実に片付いていくことで、
被災者の方からの感謝の想いをいただける日々は、充実感に溢れ、
僕達に出来ることなら、どんどんやっていきたいと思っています。
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NPOオンザロード 本日の活動
4月29日 総作業人数 86人
<家の片付け>
活動地区:石巻市渡波
終了件数:15件
作業人数:30人
<道路の片付け>
活動地区:石巻市中央
廃棄物回収量:96t
作業人数:26人
<炊き出し>
活動地区:女川町
場所:女川第一小学校
規模:190食
メニュー:チキンハンバーグ弁当
作業人数:12人
<救援物資の配布>
活動地区:石巻市渡波
場所:渡波
品目:ヒートパック80個、ラジオ8台、ガスボンベ24本、
耳かき10本、爪切り10個、長靴2足
作業人数:1人
活動地区:女川町
場所:女川第一小学校
品目:長靴60足
作業人数:12人(炊き出しチームを含む)
<避難所 介助>
活動地区:石巻市渡波
場所:渡波保育所
仮設風呂 利用者数:22名
作業人数:3人
<ボランティアビレッジ運営>
食事、洗濯、掃除、設備、物資管理、撮影、災害対策本部
作業人数:12人
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