仮設住宅でお茶会をしよう♪
2011/08/20
石巻市では、避難所から仮設住宅への入居が進んでいます。
慣れない土地での生活が始まり、不安や葛藤を抱えながらもプランターで野菜を育てたり、みんながんばっています。
ですが、特に市街地の仮設住宅に入居されている方々は、ほとんどが別々の場所から集まって来た方々ばかり。
先日「仮設当選したよ〜♪」と報告をしてくれて、避難所で一緒にお祝いした一人暮らしのおばあちゃんから、「気が抜けたのもあるんだろうけれど、なんだか一人ぼっちで牢屋にいるみたいなんだよ。」とポツリと言われたことが気になっていました。
ご近所さん付き合いがあって支えあっていた部分が無くなってしまったのです。
引越班がお引越しをさせてもらったお宅に「その後どうですか〜?」とあいさつに行ったときにも仲の良かった人たちと離れ離れになって寂しい思いをしているという声を聞きました。
偶然、昔の知り合いが近くに住んでいることが分かった時には、本当に涙が出るほど嬉しかったそうです。
「もっと人とお話がしたい。」
これは仮設住宅に移り住んだ方々にとってまず最初のハードルのようでした。
「なぁボランティアさん、みんなが集まるお茶会でもあれば嬉しいんだけど。」
住民の方々からのそういった声を多く受て、オンザロードでは仮設住宅の集会所でお茶会を開くことにしました。
はじめましての顔合わせの意味合いもあり、井戸端会議の相手を見つけるキッカケになれればと思ってのことです。
もちろん主役は住民のみなさん。
リラックスして「はじめまして、こんにちわ。」と笑って言える空気を大切に。
コーヒーやお茶を用意して、好きな飲物を飲んでもらったり、「肩たたき隊」ということで、専門知識を持っていなくても、優しく肩に触れながらお話をする隊もできました。
最初は遠慮していたみなさんも、打ち解けて行くうちに、「私もやっぱり肩たたきしてもらおうかしら?」と言ってくださる方もいました。
これからもお茶会の回数を重ねつつ、将来的にはそこで出来たご近所さん同士で集会所の管理をしながらいつでも笑い声が響くようなカタチになればいいなと思っています。
その時には、僕たちの出番は無いかも知れませんが、それが一番のカタチだと思っています。
※仮設住宅によっては、住民の方々が自主的にお茶会をすでに開いてコミュニティーづくりをしている場所もあります。そういった場所に無理に入ることはしないように心がけています。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ NPOオンザロード 本日の活動 8月8日 総作業人数 86人
<片付け> 活動地区:宮城県石巻市、福島県金山町 活動場所:渡波3丁目、金山町 総側溝長:250m 廃棄物回収量:106t(福島3日間合計328t) 作業人数:52人
<ニーズ調査・受付> 活動地区:石巻市渡波地区 活動場所:渡波保育所前仮設風呂 受付件数:1件 作業人数:1人
<引越し> 活動地区:石巻市 終了件数:3件 受付件数:4件 作業人数:6人
<介助> ●仮設風呂 活動地区:石巻市渡波地区 活動場所:渡波保育所 入浴者数:32名 作業人数:2人
<フリーペーパー> 活動地区:石巻市 活動内容:1500部配布 作業人数:1人
<ハローワーク> 活動地区:石巻市 活動場所:渡波小学校、湊小学校 活動内容:避難所で情報提供ができるか確認する作業 作業人数:1人
<ボランティアビレッジ運営> 食事、洗濯、掃除、設備、物資管理、撮影、災害対策本部、
作業人数:23人
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